プログラミングを学び始めたばかりのあなたにとって、条件分岐は非常に重要な概念です。JavaScriptにおける条件分岐を実現するための基本的な構文が「If文」です。この記事では、If文の基本から実際の使い方、さらには応用例までを丁寧に解説します。
1. If文とは?
If文は、「もし~なら」という条件を設定し、その条件が真(true)の場合に特定の処理を実行するための文です。プログラムの基本的な流れを制御するために欠かせないものです。
2. If文の基本構文
if (条件) {
// 条件が真の時に実行されるコード
}
この構文を見てみると、まず「if」というキーワードがあり、その後に条件を書きます。条件が真であれば、波括弧内のコードが実行されます。
例: 単純なIf文
let age = 18;
if (age >= 18) {
console.log("あなたは成人です。");
}
この例では、変数age
が18以上であれば、「あなたは成人です。」というメッセージがコンソールに表示されます。条件が満たされない場合は何も起こりません。
3. If文の拡張: Else文
条件が満たされない場合に別の処理を行いたいときは、else
を使います。
if (条件) {
// 条件が真の時の処理
} else {
// 条件が偽の時の処理
}
例: If文とElse文の組み合わせ
let age = 16;
if (age >= 18) {
console.log("あなたは成人です。");
} else {
console.log("あなたは未成年です。");
}
この場合、age
が18未満なので、「あなたは未成年です。」と表示されます。
4. Else ifを使った多重条件
複数の条件を設定したい場合は、else if
を使います。
if (条件1) {
// 条件1が真の時の処理
} else if (条件2) {
// 条件2が真の時の処理
} else {
// どちらの条件も偽の時の処理
}
例: 年齢によるメッセージの表示
let age = 30;
if (age < 13) {
console.log("あなたは子供です。");
} else if (age < 20) {
console.log("あなたはティーンエイジャーです。");
} else {
console.log("あなたは大人です。");
}
この例では、age
が30のため、「あなたは大人です。」と表示されます。
5. 複雑な条件式
条件式は単純な比較だけでなく、論理演算子を使って複雑な条件を作成することもできます。主な論理演算子には以下のものがあります。
- AND(&&): 両方の条件が真の場合に真。
- OR(||): いずれかの条件が真の場合に真。
- NOT(!): 条件が偽の場合に真。
例: 複数の条件を使ったIf文
let age = 25;
let hasLicense = true;
if (age >= 18 && hasLicense) {
console.log("運転できます。");
} else {
console.log("運転できません。");
}
この例では、age
が18以上でかつhasLicense
が真(運転免許を持っている)である場合に「運転できます。」と表示されます。
6. まとめ
JavaScriptのIf文は、プログラムの流れを制御するための基本的な構文です。条件分岐を使うことで、さまざまな状況に応じた処理を行うことができます。この記事を通じてIf文の基本とその使い方を理解し、実際のプログラミングに活かしてみてください。
条件分岐をマスターすることは、プログラミングの幅を広げる第一歩です。ぜひ、実際にコードを書いて試してみてください!